コペンハーゲン旅行① Louisiana Museum
最終更新: 2018年12月2日
会社を辞めて、念願の北欧旅行へ。
旅程は、まずコペンハーゲンに3泊、そこからヘルシンキに飛行機で飛び、ヘルシンキに4泊。
訪れた人誰もが絶賛するコペンハーゲンは、世界一幸せ度が高いデンマークの首都。
購入しておいたコペンハーゲンカードを空港のインフォメーションセンターでアクティベートしてもらい、電車で市街に向かう。
さすがに空港はきれいでスタッフは親切。
ロンドンに比べて人も少なくて快適!
この旅行のハイライトは、何と言ってもルイジアナミュージアム。
海沿いにある、世界一美しいといわれる美術館だ。
電車にもコペンハーゲンカードで乗れるのがありがたい。
もちろんこのカードで入場もできる。
コペンハーゲン中央駅から海沿いを電車で走る。
電車はきれいで空いていて、かなり快適。
本来なら電車で最寄り駅まで行けるんだけど、現在工事中なのか、途中駅でリプレイスメントバスに乗り換える。
車掌さんが生き方を丁寧に教えてくれた。
この電車は今はこの駅までしか行かない。
そこからはバスに乗るんだよ。
赤い路線は各駅停車、青い路線は終点まで直行だから、あなたは赤いバスに乗らないといけないよ。
コペンハーゲンを過ぎると、窓からは美しいカントリーサイドの風景。
ときどき真っ青な海が見えて、かわいい家が点在している。
デンマークの家はほんとにかわいい。
色使いも形も、デンマークの人たちってほんとにセンスがいいんだなあ、と思う。
かわいらしい駅に着き、車掌さんのおかげで間違えることもなく、無事バスに乗り換える。車掌さんが言っていた「赤いバス」は、実際には黄色い車体に赤のラインが入っているおしゃれなデザイン。
デンマークにはなぜか街に黄色が溢れている。
バスにはルイジアナミュージアムに行くと思われる観光客がぞくぞくと乗り込んでくる。
でもバスは満杯になることもなく、適度な空き具合で発車。
電車だとコペンハーゲンから30分くらいで着くみたいだけど、風景を近くに感じながらののんびりバス旅もまた楽しみ。
バスはガラガラの田舎道をかっ飛ばすこともなく、ゆっくりと進む。
次の駅にきっかり10分で到着し、定刻通りに発車。
イギリスのバスはダブルデッカーでも田舎の細い道を大きな車体でガンガンぶっ飛ばして、小さな停留所は時刻表なんて無視して通り過ぎるから、デンマークのバスの丁寧さにびっくりする。
ロンドンじゃしょっちゅうバスと自転車が大声で喧嘩してるしね。
デンマークではそんな光景見たことない。


コペンハーゲンはアムステルダムと並んで自転車が多い都市みたいで自転車の数は半端なかったけど、ロンドンによくいる競輪選手みたいな全身タイツにメットとサングラスと排気ガスよけのマスク完備の本格派サイクリストは一人もいなかった。
みんなカゴ付きママチャリで鼻歌でも歌いそうな感じでのんびり楽しそうに走ってる。
おっきな荷台に子どもたちや犬を乗せてるパパやママもたくさん。
バスも車も、自転車にとても優しい。
のんびり走る自転車をのんびり待って、のんびり発車。
でも渋滞もほとんどない。
自転車レーンはバス停と歩道の間にあるので、バスが止まって人が乗り降りするときには、たいていの自転車はちゃんと止まって待っている。
世界一幸せな国民、の意味がなんとなくわかってきた。
ロンドンでも東京でも、私は自転車が大嫌い。
街や道が自転車用に整備されていないせいもあるけど、とくにロンドンではマナーの悪い人が多過ぎる。
歩道をかっ飛ばしてきたり、信号無視したり、歩行者や車を怒鳴ったり。
ロンドンでは絶対嫌だけど、コペンハーゲンだったら私も自転車通勤できるかも、と思う。
話がそれまくったけど、ルイジアナミュージアムの続き。
ルイジアナミュージアムの本来の最寄駅にバスが止まって、降りようとしたら、運転手さんに呼び止められた。
「ルイジアナミュージアムに行くんでしょ? 近くで止まるから乗ってなさい」
本当なら駅がないので止まらないはずなんだけど、どうせ通るから止まってくれるらしい。
そんなこんなで到着したルイジアナミュージアムは、噂に違わず素晴らしかった。
穏やかなエーレ海峡が一望できる庭園。
海岸で泳いでる人も見える。
空気が優しくて、心地よくて、いつまででもいられると思った。


展示については、草間彌生のインスタレーションとDabid Hockneyのペインティングがあるってことしか知らなかったけど、他の企画展も素晴らしかった。
長くなったので続きは次回。