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村の有名人だった大家さん

最終更新: 2018年11月18日

ロンドンに行った日、ちょうど町に用事があるというエミリーが車で駅まで送ってくれた。車の中で、なぜか大家さんの話になった。

エミリーがこの家を借りた時、大家さんはアメリカにいたそう。

エミリーは大家さんたちが仕事の都合でアメリカに駐在になったために家を貸すことにしたのだと思っていたのだが、実はそうではなかった。

なんと大家さん夫妻は、小学生の子ども二人を連れて、数ヶ月に渡って南米(アメリカといっても北ではなく南アメリカだった!)をバックパックで旅していたのだそうだ。


今、エミリーは二人目のロジャーを入れようとしていて、その審査中なのだが、大家さん一家は現在チャリティーでコーンウォールの海岸沿いでのウォーキングをスポンサリングしているらしく、なかなか連絡が取れないとか。

期間はなんと6週間! コーンウォールの海岸といえば、のどかな牧草地とは違って山あり谷あり断崖絶壁ありで、歩くにはなかなかハードなコース。

そこを小学生の子どもづれで6週間も歩き通すなんて、いくら自然大好き冒険大好きなイギリス人といえども、並大抵の根性の持ち主ではない・・・。


子どもたちは学校には行かず、ホームエデュケーションで教育しているそう。

だからこそ、数ヶ月の南米旅行も6週間のウォーキングも可能だったのだ。

サバイバル教育、自然体験教育には最高の教育方針だ。


数ヶ月前にイギリスに戻ってきた大家さん一家は、今ではメイドストーンの奥さんの実家に滞在しているそうで、たまに荷物を取りにうちに来る。

旦那さんはランドスケープの会社を経営していたが、今はパートナーに譲ったのではないかとエミリーは言っていた。


この一家は、オータナティブな人が多いこの村の中でも有名だったらしく、エミリーは引っ越してきてすぐに近所の人から大家さんたちの話を聞いたという。

まさに、「こんな人生もあるんだ」「人生、好きなように生きていいんだ」「家庭があっても子どもがいても何の障害もないんだ」ということを身をもって証明しているかのような大家さんたち。

「私はどんな生き方をしたいんだ?」「決めるのは今!自分自身!」と強く迫られているような気がした。